思春期の恋







校門を抜けて、


まっすぐ歩き、左に曲がると、



少し先を歩く柊司と私だけになってしまった。






こんな感じの登下校を、

卒業するまで続けるのか・・・なんか気まずいな。





柊司はモテるくせに、彼女を作らない。



誰から聞いたか忘れたけど、


部活が忙しいからという理由で断っているらしい。



じゃあ・・・部活も終わったし、


そろそろ彼女ができるのも時間の問題か・・・



彼女と歩く柊司を、

遠くから眺めながら帰る日がいつか来るのかな・・・






そんなの・・・最悪。。。





クッソ!とむしゃくしゃしながら小石を蹴った。



つもりが・・・





グギッ!!!!!!








石は地面に張り付いていたらしく、



私は、その石につまずいて思いっきり両手をついてこけた。







「いっ・・・・いったぁぁぁぁ。。。。。」





地面におしりをついて座って、

自分の膝を見てびっくり。




ザックリと擦り剥けて、流血中。





しかも右足首をひねったらしく、



痛くて立ち上がれない。


手の平もすりむいて・・・もうほんと最悪!!!



左足でなんとか立ち上がろうと、

地面でもがいていたら、






目の前に、グレーの制服のズボンが見えた。



見上げると、白い半袖のワイシャツ




斜めがけのエナメルバッグ






ちょっとムスっとした顔の、



柊司が立っていた。