シュンくんはチラシをファイルにしまってしまった。 「えー! ちょっと、何でしまっちゃうのー?」 気になって問い詰めると、 「星好きなんだよ! いいだろ別に!」 と吐き捨てた。 「何それ、別にいいじゃん。何で隠すのよ?」 「高校生で星好きの男とか変じゃね?」 「変じゃないよー。ロマンチスト、みたいな?」 「ロマンチストじゃねーよ」 シュンくんは呆れたように溜め息をついた。