あたしは車内の煙草の匂いになれなくて 頭痛を我慢して外に出た。 火照った顔を秋の風が冷やしていくのが心地よい。 「じゃあ、お疲れ様でしたあ」 「また明日、おねがいしまーす」 声のほうをみると、たくさんの人が集まっていて それぞれに解散しているところだった。