「加奈子ー!!準備できたあ?」







「ちょっと、早すぎ…」






「だってえ」






あたしは朝に弱いけど、今日ばかりは目が覚めた。






・・・ここ一か月は、きっと早起きするだろうな。








「早すぎない?まだ7時まえなんだけど」






加奈子が出てきた。






髪の毛を丁寧にてぐしで整えている。








「いいの!!いくよっ」





あたしはダルそうな加奈子を引っ張って歩き出した。