「・・・みなみ。 そんなに疲れてるんならもお寝よ?」 「違うよっ!!ホントなんだってばあ!!」 加奈子はあたしの目をじっと見つめている。 そりゃあ、こんなド田舎に都会の大スターが来ているなんて 誰も信じないだろう。 けど、ほんとなんだもん!! 「ねえ、信じてよ?」 「・・・一目見たら、信じてあげる」 加奈子はまだ疑っているような顔で言った。