「あの…まさかドラマって・・・」 「おや、そろそろ行かないと。 それじゃあ、ありがとね」 「あ・・・え・・・」 あたしの話には耳も傾けずにおじさんはまた スモークのかかった窓の向こうへと消えて行った。 何台もの車があたしの横を通る中 ボンヤり立っていることしかできなかった。