毒舌な彼女とオレ様な彼



「か、かいちょ…。服、汚れますよ…?」 

なんだか会長の胸が大きくて腕が暖かくて…恥ずかしい。


「そんなの関係ねぇよ。


初音の方が大事だ」


―――ドキンッ


「な…なに言ってるんですか!?

あたしはただ、汗臭いその服がもっと汚くなりますよって言いたかったんです!」


「な…っ!?…汗臭ぇのか?オレ。」


本当は汗臭くなんかない。爽やかないい香り。でもいきなり会長がヘンなこと言うから…。


それからは保健室に着くまで喋らなかった。いや、喋れなかった。




なんとなく、空気が気まずかったから。