毒舌な彼女とオレ様な彼



そして会長は極めつけに女子に向かってウィンクをした。うわ。


「「「キャーーーーーッ!!??///」」」


今度は黄色い悲鳴が。…中には卒倒したコもいる。破壊力すごいのね、会長のウィンク。


そんなことを考えてボーッと突っ立っていると…


「あっ!?た、たかの!あぶな――」


「え?」


バスケットボールが勢いよくあたしに向かって迫ってきている。


きっと、シュート決められて、速攻で行こうとしたのが間違ってこっちに―――。


そんなこと考えられるなら動けばいいのに、何故か動けなかった。


―――ガッ!!!


「…っ…」


痛い。てゆか目の上に当たったし。…なんか目を抑えている手が濡れてる。


あぁ、まぶたの上が切れて血が出てるんだ。どうりでなんか量が多いと…。


「た、たかの、大丈夫か!?わりぃっ!はやく保健室に…」


あたしにボールを当てた男子はあたふたしていてまるで頼りにならない。


「いいよ。自分でいけるから…」


頭はグラグラするけどなんとか自分で歩ける。片目も見えるし。


あたしがフラフラしながら立ち上がり、保健室に向かおうとすると―――