毒舌な彼女とオレ様な彼



マジですか!?…ってさりげなく腰に手を回してきたーっ!


ヤバ…い。てゆかファーストキスまだなんですけど。本気でキスされる…っ!!


「初音…」


低い、甘い声で囁かれる。なんだかそんなことで頭がクラクラしてきて痺れてきて…


「かい…ちょ…っ」


二人の甘い吐息が混ざる。暗い中でも分かる、会長の整った顔の瞳。その瞳に吸い込まれそうで、なんだかもう、なんにも考えられなくて―――





―――ちゅ、





軽いリップ音が響く。でもその感触は唇じゃなくて…


「おでこ…?///」


「なに?コッチにしてほしかった?」 


会長はニヤッと笑いながら人差し指で自分の唇を指す。


「そっ、そんなわけないでしょう!?もうっ、ふざけるのも大概にしてくださいっ!」


強がりでそう言ったけれど。


たぶんあたしの顔はトマト顔負けの、真っ赤っかになっているだろう。