毒舌な彼女とオレ様な彼



「て、てて、手を握るなんてやめたくださいっ!」


いきなりの事だったから思いっきり噛んでしまった。


「ん?なに初音、オマエ照れてんの?かーわいー♪」


「からかわないで下さい。それにあたしは決して可愛くありませんっ。


いいから離してくださ…」


離してください、そう言いたかったのだけれど―――その言葉は会長によって遮られた。


「ほんとはイヤじゃないくせに…素直になれよな」


会長は声のトーンを低くし、そう囁いてあたしの肩を掴み、自分の身体に引き寄せる。


「なに、やってるん…ですか?」


雰囲気が急に変わった…?


「ん?今日のお仕置きの続き♪」


そう言って顔をどんどん近づける会長。


お仕置きの続きって…キスの続きってこと!?


「いやいやいやいや…冗談キツいですよ」


「や、本気だから」