毒舌な彼女とオレ様な彼



「まぁまぁ。鷹野、そうカリカリすんなよ。


それに大翔にリン。ふざけるのも大概に…」


「すまない。遅れてしまって」


二人の説教を始めようとした時にまた、扉が開いた。


「…やっと来たんですか、氷奈」


そこには、キラキラと光輝くサラサラのロングヘアーの持ち主の少女がいた。しかもすごい美人な。


彼女こそもう一人の生徒会書記、暁氷奈(あかつきひな)である。


「いや、予想以上にホームルームが長くてな。遅れてしまったんだ。すまない」


氷奈はその漆黒の髪を揺らしながら席に着いた。


そもそもどうしてこの学校に書記が二人いるのかというと。この学校ではプリント類などはほとんど手書きでいくという方針の下だからである。


そしてそのプリントを書くのはほとんど書記なので、二人にしてしまったという経緯(いきさつ)だ。


「じゃあ氷奈、レポート進んでないから頼むよ」


「状況はおおよそ把握して分かっている。どうせリンが責務をきちんとしていなかったんだろう?


いつもそうだから」


それに対抗してリンが言う。


「リンちゃん今日は真面目にしてたんだよっ」 


嘘つけ。