「仁、オレ寝るから。勝手に進めとけ」
「はぁ?一回目の会議くらい起きとけよ。会長の権利、剥奪されっぞ」
「んなわけねぇだろ。…くぁあ。オヤスミ」
会長は本格的に睡眠を始めた。寝かせて堪るか。
あたしは会長の耳をぐぃーっと引っ張る。思いっきり。
「い"でててててっ!…なにすんだよ初音っ!」
「会長が寝るなんてありえません。さぁ起きてください。ですよね?江藤くん」
あたしは耳を引っ張る力を強めながら江藤くんと話す。
「もっともだ。つか鷹野ってすげーよな。いろいろ」
「お褒めいただき恐悦至極です。でも江藤くんはぶっちゃけフツーですよね」
「…それは言わないでくれ」
江藤くんはショックだったのか、ちょっと俯いた。
でもほんとにフツーなんだもの。

