毒舌な彼女とオレ様な彼



「初音ちゃんっ、リンちゃん、今日も可愛い!?」


リンは毎日のようにこの質問を生徒会役員に吹っ掛ける。毎回毎回質問されたんじゃ堪ったもんじゃない。


なので適当にあしらっておく。


「あぁ如月さんは可愛いですよ。可哀想な頭以外は。」


「ちょっと初音ちゃん!?ソレひどいんだよっ!


でもリンちゃんは可愛いからいいんだもんね~♪」


…あぁ、とてつもなくウザい。


ウザいけれど、それなりに凛のファンはいる。「リンちゃん親衛隊」が出来ているらしいから。


リンはファンから「リンりん」と呼ばれているらしい。なんだソレ。


でもそのお陰で生徒会なれたようなもの。親衛隊が無かったらきっとここにはいなかった。いなくていいんだけど。


…っていうか。


「如月さん、氷奈(ひな)は?」


「氷奈ちゃん?氷奈ちゃんはね、リンちゃんより可愛くなるっていって旅に出たんだよ~♪」


また適当な事を言うなぁ、この子は。


あの氷奈がそんなことするわけがないのに…。


「まぁ氷奈は後からくるみたいだから…先に会議、始めるか」


江藤くんがリンを宥めながら席に着く。まったく器用だわ。