毒舌な彼女とオレ様な彼



「でも大翔、これからしばらく、そういうのはムリだから」


「は…?なんでだよ」


会長はあからさまに不機嫌な顔を見せる。


「忘れたのか?これから体育祭の会議と準備。それからそのあとの文化祭の会議と準備。


ちゃんと覚えとけ、バカ会長」


そういえばこれから忙しくなるって言ってた。会長じゃなく江藤くんが。すっかり忘れてた…。


「ちっ」


会長は舌打ちして椅子にドカッと座る。そんなにおしおきがしたかったのか。このドSめ。


「鷹野、大丈夫か?」


「あ、はい。大丈夫です。会長の魔の手から助けてくれて感謝してますよ、江藤くん」


「襲われてぇのかテメェは」


「いや、大翔がバカだから仕方ないさ」


「仁もさらっと悪口言ってんじゃねぇよ」


会長の言葉を無視して会話を広げるあたしと江藤くん。


会長はイライラを募らせる一方。あーこれからどうなるかな。暴れなかったからいいんだけど。


そう思っていると生徒会室の扉がまた開く。