「あのさ、穂愛を学校に入れるように親父に頼まれた」



 「義明さんが?」



 「今度、親父に会いに行けよ?怒ってたぞ。頼ってくんなかったから」



 私が義明さんと言うように私は本当の家族ではない。



 私は拾われた。



 まぁこの話はまた今度。



 隼人が言った言葉にゴクっと唾を飲み込む音が部屋に響く。



 「絶対命令だ!と」



 ・・・絶対命令か。



 「私が四年間いなくなっていたこと、まだ根に持ってんのかな?」



 そしたら隼人にはぁ~とため息をつかれた。