「キスしたかったの…?」
「あたりまえじゃん、もうたくさん我慢した」
「俺も佳奈とキ、キスしたいってずっと思ってた」
「え、本当に?」
「うん、だけど佳奈やだかなって思ったり…キスしたあと自分を抑えきれる自信なくて…」
「別に抑えなくていいよ」
「え?」
「光にだったらなにされてもいい、てか光としたい!」
「佳奈…」
スッとお互いに目を閉じ、唇に暖かい感触がした
「もっとはやく素直になってればよかった」
「俺も…あ、あのさ…言いづらいんだけど…」
「なに?」
「その格好かなり下にくる」
ハッとスカートを履いてない事を思い出した
「でも自分を抑えなくていいんだよね??」
「ケースバイケースじゃ!!変態!!」
バチーン!と光のほっぺたに赤い手形がついた
なにはともあれ、キスできたからよかったかな

