今日はカラオケだ。

翔はとても歌が上手だ。

私は反対の音痴…。

高校でヴォーカルをやっていたが
それはじゃんけんで負けて決まったこと。
上手下手ではない。


翔は私の好きな
アーティストの曲を歌ってくれた。


「二人だけのメロディにのせて~♪」
「上手やん」
「翔の方が上手」
「そんな事ないよ。あっ、次俺だ」

そう言って歌いだした。

この歌は私の好きな歌。

歌ってる時の翔もかっこいい。

聞き惚れていると
曲の最後ぐらいになった。

私の方を急にみた。
目があい
思わずドキッとしてしまった。


「どうかこの指輪を受け取ってくれませんか?」

そう歌い終わると私に指輪を出した。

「俺と結婚して下さい///」
「はい///」


私の左手薬指に
キラキラ光る指輪があった。