「…翔?」
恐る恐る聞いてみた。

「うん。ずっと会いたかった」
言い終わらないうちに
私の事を強く抱き締めた。

「ちょっ…人がみてるよ///」
顔が赤くなるのがわかった。

「ごめん。思わずしちゃった//」
そう言って私を放した。


「行くか」
そう言って私の手を握った。

大きくて暖かい翔の手。
また嬉しくて顔が赤くなった。


遊園地、水族館………
いろんな所に行った。

ずっと仲良く手を繋いで。

最終的に翔の家に行った。

初めて入る。

ドキドキがとまらない。


「好きに座って」
「うん」

なんかいい匂いがする。

キョロキョロしていると
翔が隣に座った。

そうして
また私の頭を優しく撫でた。
強く抱き締めた。


【幸せ】


この言葉以外に
当てはまる言葉はないだろう。


(チュッ…)
翔は私に優しくキスをした。

顔が赤くなる。


「可愛い」
そう言うと激しさが増していった。