やっと翔と会える日がやってきた。

フリフリのワンピを着て
ばっちりメイクもして。

(チラッ)
「あっ、時間だ」

急いで待ち合わせ場所に向かった。


待ち合わせ場所についた。

ずっとそわそわしっぱなし。
キョロキョロしている。

そんな時

「ねぇ、君なにしてるの?」
「一緒に遊ばない?」

『嘘!?ナンパ!?』
そんな事を思って焦ってた。
ナンパなんて生まれて初めてだ。

「はぁ?誰がてめーらと遊ぶかよ。てか汚い手で俺に触らないでくれない?」

「俺ら優しい人じゃないからね~。ちょっと来て貰おうか?」
そう言って私の腕を強く引っ張った。

『ヤダ…放して…』
そんな事を思ったとき

「放せよ」
聞き覚えのある声。

「チッ…男居たのかよ」
そう言って男達は消えていった。


「ありがとうございます」
私は御礼を言った。

「遅くなってごめんな」
そう言って私の頭を優しく撫でた。