プルルルル 友達へと電話をかけながらレジの会計を済まし商品の入った袋を片手で持った。 中々出ない電話にまた少し不安と怒りが混みあがってくる。 「もしもし。竜じゃん!どうした?」 「もしもし?久しぶり。今何してる?」 「今家に帰ってきたところだけど」 「今から行っていい?」 「今から?構わないけど。あ!ビール買ってきて」 「もう買ったよ(笑)じゃ、待ってて」 電源ボタンを押して携帯をポケットにしまう。 一番信用してる小学生の時からのツレの家へ歩き始める。