天-ten-



ブーブーブーブー



化粧をしていると携帯がベッドの上でなっていた。

携帯を開くと


070-XXXX-XXXX



誰か知らない人の携帯番号だったので出るか出ないか迷った。
でも、もしかしたら大切な話かもしれないと思い通話ボタンを押す。


「はい?もしもし。」


「あ!も~し♪」


「誰ですか」



「え(笑)だーれだ?(笑)」



「いや。分からないです」



「チャラいな~(笑)」



「………切りますね」



「待って待って待って!俺だよ!かいと!」


「あ、お久しぶりです。」



中学二年の時に地元の祭りで
出会った屋台の人だった。

しばらく連絡をとってなくて忘れてたけど
何故か仲良くなった人。

「でも、どうして急に?」