「はぁー」










携帯をソファーに投げつけ、自分もベッドで横になる。



今メールを送信したばかりでその返事がいい方に行くことを願っていた。




高校一年生の夏休み
金色の髪の毛が扇風機でなびかれる。

「ちょっとだけ寝ちゃおうかな…」

蝉の音が響く中少し眠りに入りそうになった瞬間

ピンポーンとインターホンがなる。

「はーい。」

眠る時間を邪魔され少し文句を愚痴りながらも

すぐに玄関へ向かいドアを開ける。

「あ………っ。」

ドアの外にいたのは彼氏の雅人だった。