僕らはこの
小さな枠に収まる
小さな存在だ


 わかってくれるか
 この孤独を、
 言い知れぬ寂しさを、
 底知れぬ恐怖を

 そして何より感じる、
 一体感を。


僕は君であり
それであり
あれでもあり。

僕は僕らなのだ


1人である複数
群衆である1個体

 だから僕らは
 孤独を感じる必要がない
 それゆえに僕は
 孤独を感じてしまう


どこまでいっても
僕は僕らであるしかなく
彼らは僕であるしかない。


 わかってくれるか
 この孤独、寂しさ、恐怖、安心


彼はこの
小さな枠に入りきる
小さな存在なのだ