目覚める場所はいつも同じこの兵舎
硝煙の臭いが立ち籠もる場所。
今この世界は戦争をしている。
幾多の人間が死に、多くの血が流れたにもかかわらず、戦いは終わる気配すら感じさせない。
だが、絶対に終わらせてみせる。
この馬鹿げた戦いを。平和を取り戻すために。またあの笑顔を見る為に。
人類が戦争を始めたのは30年前、2月3日に地球に飛来した謎の物体が事の発端である。
タクラマカン砂漠に落着したそれは、通常ならば成層圏で燃え尽きるであろう程の大きさであった。それを調査する為に中国は調査団を送ったが彼らは帰って来なかった。
それからだ。中国を中心に世界中で怪事件が起こったのは。
あらゆる電子機器は使用不可能。付近の空域を飛ぶ航空機は全て墜落。付近の生物反応の消滅...
人類がこれらの事件の正体を発見したのは、それから五年後。その時点で地球人口は30億だった。
人類はジャミングを遮断できる電波暗室と強固な装甲を搭載した兵器、「パラケルフィア」を開発。パラケルフィアで構成した大隊を現地に調査に向かわせた。
謎の物質の正体が判明すると世界が期待を抱いていた。
しかし、その希望は最悪の形で裏切られたのであった。
硝煙の臭いが立ち籠もる場所。
今この世界は戦争をしている。
幾多の人間が死に、多くの血が流れたにもかかわらず、戦いは終わる気配すら感じさせない。
だが、絶対に終わらせてみせる。
この馬鹿げた戦いを。平和を取り戻すために。またあの笑顔を見る為に。
人類が戦争を始めたのは30年前、2月3日に地球に飛来した謎の物体が事の発端である。
タクラマカン砂漠に落着したそれは、通常ならば成層圏で燃え尽きるであろう程の大きさであった。それを調査する為に中国は調査団を送ったが彼らは帰って来なかった。
それからだ。中国を中心に世界中で怪事件が起こったのは。
あらゆる電子機器は使用不可能。付近の空域を飛ぶ航空機は全て墜落。付近の生物反応の消滅...
人類がこれらの事件の正体を発見したのは、それから五年後。その時点で地球人口は30億だった。
人類はジャミングを遮断できる電波暗室と強固な装甲を搭載した兵器、「パラケルフィア」を開発。パラケルフィアで構成した大隊を現地に調査に向かわせた。
謎の物質の正体が判明すると世界が期待を抱いていた。
しかし、その希望は最悪の形で裏切られたのであった。
