「フフフ、春樹さんってば。」 「百合さはとは趣味が合うみたいですね。」 「そうですね。」 何、この胸が締め付けられる感じは…。 「ハハハ。」 副社長が…笑ってる…。 なんだ、やっぱり副社長の婚約の申しだてって遊びだったんだ。 「ま、茉央!? どうしたんだ!」 「えっ?」 気づいた時には冷たい何かが私の頬を流れていた。