いないと答えようとした時ふと頭の中に副社長の顔が映った。 頭を振って必死に消すけどなかなか消えてくれない。 ないない! 絶対にない! 「ま、茉央?」 「あっ、ごめん。 いないけど…どうして?」 「え、あ、別にこれといった理由はないよ。」 …… 何この沈黙…。