「茉央は未来の社長婦人じゃん。」 「だ、だからそれはお断りを。」 「へ~。 俺にドキドキしてんのにまだ認めないの? 俺の事が好きだって。」 「!」 まだ足りないなら俺はお前に愛を注ぐだけだ。 「あの副社長、一つ我が儘を言ってもいいですか?」 「なんだ?」 「お、お腹…すいて…。」 「プッ」 そうか、こいつは恋愛より食いじだったな。 「戻るか。」 「はい!」 ニコニコ笑う茉央の笑顔に俺の心臓はドキドキしていた。