俺は人集りをかきわけて奥へと行った。 やっぱりここにいたのか。 人集りの中にいた茉央は初めての事におろおろしていた。 ぷっ、こいつの反応はどこまで可愛いんだか。 でもそろそろ助けてやんねえと男らの目が本気で茉央に襲いかかりそうな目をしている。 「茉央っ!」 俺の言葉に茉央の周りにいた全員がおれの方を見た。 そんな事は気にしない俺。 「行くぞ。」 「は、はい。」