「ちょ、ちょっと待って下さい! なんで私が副社長と結婚をしないといけないんですか!? 理由を教えて下さい!」 「俺は茉央と結婚したいから。」 「答えになってませんよ! それに私は副社長のことす、好きではありませんし。」 「ふんっ、好きじゃないか。 初めて言われた言葉だ。」 「初めてって…。」 「女から好きじゃないとか初めて言われたんだよ。 まっ、今は好きじゃなくてもお前はいずれ俺を好きになる。」 「す、好きになりませーん!」 私はこの言葉を残して副社長室から逃げ出した。