「茉央ちゃん、できたよ。」 目をあけて鏡に映る自分を見る。 「嘘…。」 「フフフ、嘘じゃないよ。」 鏡に映る自分はいつも私ではなく、まるで魔法にかかったかのようだった。 「茉央ちゃん、この魔法は0時をまわると解けちゃうから気をつけてね。」 「えっ?」 コンコン 「あっ、来たみたい。 じゃあまた後でね。」 「は、はい。」