「ん? きゃーっ!茉央ちゃん、いい!いいよっ!」 ドレスを着た私を見て満足そうに何度も頷くお姉さん。 「私の想像といっしょだわ。 さすが、茉央ちゃん! ここまで着こなすなんて!」 着こなしている? 私が? 「お姉さん、これ、いかにも馬子にも衣装じゃないですか?」 私の言葉に次は頭を横にふるお姉さん。 「何を言ってるの! 茉央ちゃんにとても似合ってるから大丈夫! きっと明日は大変になるよ?」 何かを予測したかのように笑うお姉さん。 「はぁ…。」