私は驚きにあまりの声を出すことができない。 だって、だって… 先輩の岸本さんが目の前にいるんだもん! 「茉央?」 心配になったのか春樹さんは私の名前を呼んだがその声すら耳に入らなかった。 じゃあ、春樹さんのお母さんって先輩だったって事? 「おい、茉央!」 「はい!」