意を決して茉央の隣へ。 一応理性を保つために茉央に背中を向けて寝ようと思ったが茉央の手が邪魔をしてうまく向けない。 …… 寝れねえ。 理性を保つのに必死で寝れねえ。 未だに俺の裾を掴んでいる茉央。 茉央の方を見るとこれまたすやすやと気持ち良さそうに寝ている。 …いいよな、少しくらい。 少しくらい抱きついたって誰も文句言わ…茉央がいいそうだな。 手を伸ばしギュッと軽く抱きしめる。 これなら寝れそうだ。 明日茉央には怒られそうだけど…。 だけど茉央が俺の裾を離さないのが悪いんだからな。