「…お父さん?」 「あっ、すまんすまん。 ちょっとびっくりしてな。」 一呼吸おいて木原社長が俺の方を向いた。 「春樹君だったね。」 「はい。」 「茉央は我がVOコーポレーションの大事な跡取りだ。 そんな娘を嫁にやる事はできない。」 「ちょっ!お父さん! それはお「茉央は黙ってなさい。」 やっぱり跡取りか。 でも俺は茉央と結婚できるなら…