「あっ、ここです。」
…普通の家で良かった。
車をおり茉央が玄関のドアを開けるとたくさんの靴が並んでいた。
「あれ?、先客かな?」
おいおい、先客ってこんなに来るか?
「あら、茉央!」
「お母さん!」
靴から目を離し顔をあげると茉央にそっくりな顔立ちをした女性が立っていた。
「久しぶりね、茉央。
そちらの方は?」
やべぇ、自己紹介しねぇと。
「あっ、お母さん。
こちらは「日向春樹といいます。
この度は新年の挨拶とご報告があり伺いました。」
「まぁ、ウフフフ。
茉央に春樹さん、さぁ、上がって。」
「はい。」