「それに合う化粧をしてあげるから春樹と出かけて来なさいよ。」 「ありがとうございます。」 お姉さんに手早くお化粧をしてもらい髪までしてくれた。 「よし、完成! どう、茉央ちゃん?」 「凄い…。」 鏡にうつるのはまるで自分じゃないみたいだった。 「クリスマスの私からの贈り物よ。 さぁ、春樹の所に行きましょう。 そろそろ行かないと春樹の機嫌が悪くなっちゃうからね。」 悪くって、大袈裟な…。