「あの!」 「何?」 優雅に紅茶を飲む姿はまさにお嬢様のようだった。 「この前はドレスをありがとうございました。」 「フフフ、いいのよ。 私も茉央ちゃんに着てもらえてうれしいから。 そよりちょっと私と来てくれる?」 「えっ?」 副社長の顔を見ると行って来いと言っているかのように頷いていた。 「はい!」