ひ、広い。 なんて広い家なんだ。 「茉央、今日はここに泊まるからな。」 「はい。」 ん?泊まる? …ちょっと待った! 泊まるって!泊まるって!ここに一泊するって事だよね? 「あの、副社長。 私何も持って来てませんけど。」 「それなら大丈夫だ。 俺の姉貴のものがあるから好きに使えばいい。 確か新品ばかりと言っていたし。」 「はぁ…。」 そういえば副社長のお姉さんにはこの前のドレスのお礼をまだしてない! 私ってば!