春樹side お姫様抱っこされたぐらいで顔を赤くするんだな、茉央は。 でもこういうところが俺にはたまらなく可愛い。 俺は茉央をお姫様抱っこしたまんま近くに停めておいた車に乗り込み目的地に向かわせた。 「副社長、そろそろ今どこにいるのか教えて下さいよ。」 「そうだな…じゃあ茉央がキスしてくれら教えてやるよ。」 「な、ならいいです。」 茉央ならそう言うと思って俺は自分からキスをした。