茉央side
副社長に連れてこられた場所は空港。
しかも今から自家用ジョットで何処かに行くつもり。
ちょっと待って、今日って家に帰れるよね?
帰れるよね!?
「あの、副社長。」
「何だ。」
「今日って家に帰れますよね?」
その質問にニヤッと笑う副社長。
「帰れるわけねえだろう。」
帰れるわけねえだろう。
帰れるわけねえだろう。
「……えーっ!!」
「茉央、煩えっ!」
「す、すいません。」
私の大声に耳を塞ぐ副社長。
ちょっと待って!
私明日も仕事あるのに!
それに副社長だって私と同じはず!
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