「じゃあ俺はこれで。」
そう言って優ちゃんは去って行った。
「俺らも行くぞ。」
「はい。」
副社長の車に乗り込み私たちが好きなパスタ専門店へ。
「なぁ、茉央。」
「なんですか?」
「なんでお前っていつも同じなわけ?」
「へっ?」
「だからいっつもミートソースだよな。」
「…子供って言いたいんですか?」
実をいうとミートソースしか食べれない私。
そりゃあ副社長の食べるものに比べたらお子様かもしれない。
副社長なんて生ハムとバジルのチーズパスタ。
「そうじゃないけど、そんなに美味しいか、ミートソース。」
「はい!」

