はぁ~先輩が戻ってくる前にどうにかしないと。 私は雑巾とモップでひたすら水を拭き取った。 よし、これなら大丈夫だろう。 「木原さんごめんね片付け任せちゃって。」 「大丈夫ですよ。」 「ん? 何かあった?」 ドキッ! 「分かった! またあの意地悪三人組だね。 まったくあの三人は何を考えてるんだが。」 気づかれてる…。 「別に何もなかったんで大丈夫ですよ、先輩。」 「そう? なら、帰りましょう。」 「はい。」