「見つけた。」 「えっ?…!」 な、何でここに副社長が!? っ、今は副社長の顔を見たくなかった。 「何かようですか?」 「ちょっと話がある。」 そう言うと副社長は私の手を掴んで歩き出した。 「や、やめて下さい! 私は副社長と話す事なんて何もありません!」 「お前がなくても俺にはあるんだよ!」 何を今更話すっていうのよ。 あれは遊びだって言うの? お願いだからそれだけ言わないで。 お願いだから…。