あの日以来、輝がやけにグレてる気がしてる。

女に手を出して、ヤるだけやって、あとはバイバイ。


そんな感じみたい。




そんなある日、母と、父が泊まり出かけることになり、

あたしは輝の家で泊まることになった。


「お邪魔しまぁ~すっ…って、いつもここ来てるな」

ほぼ毎日輝の家に行くから、あまり

「来たーーーーぁっちょー久しぶりー」

って感じは全く無い。



「お。さや来たか。」


輝は学校では「彩華」と呼ぶがそれ以外は「さや」だ。


「てか、さやいつまで泊まる?」

「えっ?あぁー3泊ほど…」

「あっそ…。」


…どう考えても輝が冷たい。

あたし…なんかしちゃったっけ…





あたしは急に頭がグラングランしてきて、

倒れてしまった。