《side陽暖

家に入り、先生は床に座る

あたしは・・・立ってます

人ん家だし・・・みたいな

「何してんのさ。座って座って」

「あ・・・はい」

机を挟んで向かいに座った

「はい。まずこれね」

かわいい小包をくれた

「開けてあけて」

「はい・・・」

ピリピリと小さな音がやけに大きく聞こえる

開けると、さっき先生が買ってくれたものが無造作に入っている

「ありがとございます」

「モリ、笑ったね」

・・・あることが気になる

「あの、何であたしのこと“モリ”って呼ぶんですか?」