「はい。ホントに良かったです」


「・・・そっかそっか。よかったよかった」

「・・・・・・・・・」


モリが眠そうにコクコクしてる

・・・何だ。この動物は

「・・・そんなに眠いの?」

「・・・まぁ」

「じゃあ、もう寝な。後は明日やろ」

「はい」

俺ん家に遊びに来るやつなんていない

だから、布団はいつも俺が使ってるのと、もうひとセットしかない

・・・女の子に下で寝かせんのも可哀想だし

「モリ、こっち使っていいから」

いつもなら

いえいえ!ここに泊めてもらえるだけで結構なんで・・・

って反論してきそうなものだけど、もうそんな気力さえ残っていないのか

おとなしくベッドに向かった