I love only you

「ったくさぁ、何やらかしたのか知らないけど、酷いね、こりゃ」

車が発進してしばらくしてから先生が口を開いた

「・・・まぁ・・・」

「最近の若い子の考えてることはさっぱりだな」

先生だって若いんじゃ・・・?

「ねぇ、こいつら、どうすんの?」

かばんのほうを見て先生が言う

「持ち主ん家に届けるんです」

「モリ、毎日こんなことやってるの?」

『モリ』って言うのは先生が勝手につけたあだ名

『富森さん』なんて呼ばれるよりはずっとまし

「あぁ、はい」

「最悪じゃん。意味わかんねぇ」