そうやって言ってるうちに学校についた。

なんか誰かと一緒にいると学校に着くのが早いんだ‥

「よし、到着ーっ」

翔は、私のバックをとってくれた。

「一緒に行こうぜ?」

と、綺麗な瞳で私に言った。

翔は、すごくかっこいい。

色が白くて、髪は茶色でサラサラで少し後ろ髪が長くて…。

いわゆる、髪は今の流行ってこと。

こんな人が入学したんだからきっと女子たちは騒ぐんだろうな。

そんな事を思いながら一緒に行く。

翔は私に歩くのを合わせてくれる。

私たちのかげぼうしは恋人みたいに並んでた。

……って言っても恋人じゃないんだけどね。

少し歩くと、クラスが書かれた掲示板が見えてきた。

「クラスやんー。 早く見に行こうぜ?」

と言って、私の手首を掴んで走り出す。

「もう、走らなくてもクラス紙は逃げないよー」

って言ったら、翔は

「だって、にいなとクラス一緒だったらいいなーって」

……え?

今、何て言った?

クラス紙の所まで来ると、私の手首を掴んだままクラス紙を見ていた。

そんな翔を見ていると翔が目をまん丸くして私の方を見た。

「お前…、青空 にいなだよな?」

翔は、私の方を笑顔すら見せないでそう言った。

「うん。そうだけどどうしたの?」

と聞いてみた。

もしかして一緒じゃなかったとか?

なんて思ってると翔の顔が緩んで笑顔に変わった。

また、にこにこ笑顔に戻った。
「にいな。俺とクラス一緒だよ」