『すみれ!!!!』

お母さんの怒鳴り声。

あたしは、とっさに顔を下に向ける。
いつもそうだ。病院で怒鳴る。


『何よ!!!!!!』

つい反抗的に言ってしまう自分がいた。


『心配した……』

お母さん…??
もしかしていつも心配して怒鳴ってたの…?


知らなかった。

『ごめん。お母さん…』
『良いのよ。それより、早く治して卒業しよ?』


あたしは西町中3年。

7ヶ月前…あたしは倒れた。
だから、それいらい、学校の友達には会えてない。