何かの感情が消えていく感覚がする

脳はもう消してる
優秀で物分かりがいいみたいだ
でも出来損ないの心臓は
離したくないみたい

ぎゅって
身体中めぐる血液にのせて
染み込ませる

各部で感情が離されるたびに電気が走る

脳みそを直で震わす電気
そのたびに消す作業をする

でも、もう無理みたいだ

パンクして出た知恵熱のあと
病み上がりの身軽さで
僕はまた立ち向かえる

次こそ。

その積み重ねが僕の土台